NOUTEN QUEST Ⅱ⚡️

過ぎ去りし時を乗り越えてS

冒険の旅

いままで一緒に冒険をしてきた仲間がいなくなった夏の日。

 

過ぎ去りし時ばかりを求めていた。

 

時間を戻せる塔は見つからなかった。

 

あるのは思い出ばかりで。

 

時に囚われた愚かな勇者。

 

かつて戦った魔王が笑っていた。

 

ふと耳にした家族のおめでたい話に。

 

自分の憂鬱が吹き飛ばされた。

 

人の幸せにこんなにも喜べる自分がいたのだ。

 

あの頑固だった姉が。

 

彼氏の「か」のじも見せなかったあの姉が。

 

結婚の報告をしに帰って来たのだ。

 

こんなの富士山が噴火するよりも自分にとってはすごい事だ。

 

何かのご縁があったのだろう。

 

そんな自分はご縁がなかっただけなのかもしれない。

 

何が真実かはわからない。

 

何か理由を作って納得することは簡単だ。

 

でも私はあなたを魔物にしたくないから悩んだ。

 

自分の心に魔物がいるとさえも思って恐ろしかった。

 

あなたからもらったものがたくさんある。

 

今日も雨の中をあなたがくれた傘をさして歩いた。

 

ありがとう。

 

下を向いて歩いている僕だけど。

 

ちょっと前を向いて歩ける気がした。

 

あなたを悲しませてしまった反省と。

 

あなたと一緒に歩けなかった悔しさとも。

 

私は向き合ってこれから先も行こうと思う。

 

あなたに会えたのはご縁だったと思うから。

 

私は立ち上がって先に進めなければいけない。

 

やっと冒険の旅が始まるんだ。

 

何が起こるかなんてわからない。

 

またどこかで会えるならばそれに越したことはないけれど。

 

そんかことを求めてなんかいられないから。

 

遠くから聞こえてくる声に向かって。

 

私はまた大きく成長をするのだ。

 

勇者ノーテンの冒険はここからはじまる…。

 

 

 

自分の内面との葛藤もこれまで。

 

少しづつブログも更新していきたいと思います。

 

 


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