伝える力
社会人になるとコミュニケーションの重要性についてを考える機会も少なくないだろう。
大切なのはわかっているけれど、マニュアルはあってもなんとなく堅苦しい感じになってしまうし、どこかよそよそしくなってしまうだろう。
知っている知識をたくさん話しても聞き手にとってはあまり気持良い感じはしないだろうし、会話が成り立たないこともあると思う。
仕事場においても、気難しいと感じる上司や先輩から、家に帰っても引ずるくらいに嫌な言い方をされたり、後輩が思うように動かないのを見てイライラしてなかなか言い出せず、ついには酷い言い方をして自分も上の人となんら変わりないな〜と感じてしまうこともないだろうか。
人に何かを伝えると言うことは簡単なようで、少し鍛錬が必要なことのように思う。
仕事場でお客さんや取引先とのやりとりだったり、病院で患者さんと話をするにしても、ただ話しているだけでは身につくものではないだろう。実際に話していて、ついつい難しい言葉を使って分かりにくい説明をしてしまうこともあると思われる。
伝えると言うことはこの「難しい」と感じることを、砕いて簡単にすることである。
患者さんに病気のことを聞かれた時に、知っている知識を言ったところでポカンとしてしまうか、逆に突っ込まれたことを言われて口がどもってしまわないだろうか。
聞く側の立場に立って、聞く側にとってのわかりやすい言葉で説明をしてみることが大切なのである。
その事柄についてをきちんと理解することも伝えるためには必要である。
この病院を例にした場合、患者さんの病気については、自身が同じ病気になっていなければ全てを理解することは難しいと思う。知ったようなことを言ってしまえば偉そうに聞こえてしまうかもしれないだろう。
伝えることもまた、難しい場面はあるのである。そんな時は、「そうですね〜」なんて相槌を打つことも必要なのだろう。
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